民主党・無所属クラブの上記決議に対する「反対意見」

民主党・無所属クラブの上記決議に対する「反対意見」
議員提出議案第3号(上記)について、民主党・無所属クラブは反対の立場から意見を述べます。議員提出議案第3号では、大量破壊兵器の脅威の除去や復興支援など同意できる部分もあります。しかし、国連決議を無視した形で行われいてる戦争であることなどが明記されることもなく、有志国などと言う、あいまいな表現で世界各国の戦争反対の声をうやむやにし、大義なき戦争であることをごまかそうとしていることなど、問題の焦点をぼやかそうとしていることが明白です。また、武力行使の早期終了、戦争状態の終結などの言葉を使いながらも、軍事行動の即時中止など、具体的に全く言及していません。これでは、戦争が継続するのも止むなし、決着がつくまでは仕方なし、とも取れる文章であり、本当に平和の実現を願って出されたものとは考えられません。まさに、小泉首相の場当たり的な対応を認め、戦争反対の国内外の世論に関わらず、米英の武力行使支持を黙認するものと言わざるをえません。戦争が始まって1週間以上が経ち、いたいけな子どもなど犠牲者が増大する一方、今後泥沼化が懸念され、一層戦火拡大が予想される中、イラクへの軍事行動の即刻中止・即時停戦が求められています。戦争のない平和な社会を望む80万区民の願いを実現した平和都市宣言を掲げている世田谷区の議会人として、このような「平和は望むがイラクへの軍事行動の即時中止には反対する」、矛盾多き決議文に賛成することは出来ません。以上をもちまして民主党・無所属クラブの反対意見とさせていただきます。